横浜のタヒムマシンを見た帰り。あろうことか、３０年以上使っている最寄り駅の出口を間違えた。北口に出て、車を取りに行くはずが、南口に出てしまった。

　やれやれと北口に移動しようと思ったら、ふと、ある店が目に入った。う〜〜〜ん。ここ数日、ある演出を考えていたのだが、少し脚本から離れるので、迷っていた。その演出に必要なものを売っている店が、目の前にある。

　これは、演劇の神様の引き合わせだろうと思って、試してみる事にした。思ったよりいいかもしれないが、台詞の変更も必要だとわかった。まあ、後は年明けにもう少し試してみよう。

　今日は、練習を午前中で切り上げて、横浜のテアトルフォンテに「タヒムマシン」を観に行った。

　上演した学校のパンフレットの潤色者の欄に、Ｋ先生の名前が載っていた。横浜だけでなく神奈川で中心的に活躍されていて、脚本集にも名前が載る方だ。１、２度、お会いして話をさせて貰った事がある。楽しみだ。

　幕開きから、ビックリ。脚本の指定では、大きなテーブルと長いすを置く事になっている。しかし、どちらもない。ベッドもない。まあ、正直、大きなテーブルやベッドはこのテアトルフォンテの狭めの舞台に置くと邪魔かも知れないが、長いすを置かない事は考えもしなかった。

　かみしもに小さめの丸テーブルがひとつずつ。そのまわりに小さな丸い椅子がいくつか。まあ、ちょっとこじゃれた喫茶室のようだ。奥が廊下になっていて、時々、一般生徒が通ったりする。スゴイ演出だなあ。

　当然、それからの立ち位置や導線は全くうちとは違うのに、視力検査と保健ニュースのくだりだけは、発想も位置もうちと同じでまたビックリ。稲城地区大会でやってなければ、今日のをマネしたと言われるところだ。（笑）

　それと、脚本には何も書いてないけど、エンディングで曲をかける事にしている。今日もエンディングで曲がかかった。曲の感じは全然違うのに、かかるタイミングは、うちとまったく一緒だった。そうだよ、やっぱり、あそこでいいんだよな。ちょっと自信を持った。

　後は、ネタバレになるので詳しく書かないが、脚本では奈保が座ってるんだけど、立たせたいなあと思って迷ったシーンがある。今日は、立たせていた。う〜ん・・・どうしよう。終わってから、部員達に聞いたら、１年生は立たせたい、２年生は座ったままでいいと意見が分かれた。

　その他、部員達の感想。
☆台詞が良く通って、ハッキリしている。
☆滑舌が良くて、わかりやすい。
☆動作がとても自然でいい。

　そうなんだよな、ちゃんとした演劇部はやっぱり、基本がちゃんとしてるんだよなー。本番まで、後２週間なのに、「声が聞こえなーい！」とか、「なにいってるかわかんないよお。」とか、「猫背だよ！」とか、「歩き方、わざとらしいよ！」とか、いってちゃ、だめだよなあ・・・。

　今度の舞台には、小道具としてジグソーパズルが登場する。地区大会は生徒の持っている「子犬」のパズルで凌いだ。（会場が体育館なので、客席からテーブルの上は見えない。）

　さすがに都大会の会場ではそうはいかない。「タイムマシン　ジグソーパズル」で検索したら、ヒットしたのは、ドラえもんの空飛ぶ絨毯型のものひとつ。さすがに使えないので、それらしい画像を元にオリジナルジグソーパズルをネットで注文した。

　約１週間で届き、昨日、部員達に見せたら大盛り上がりだった。ほんとに便利な世の中になった。

　久しぶりにキャラメルを観に行った。予想通りの演技、予想通りの展開、結末だけは、予想と少し違ったけど、わかってるのに、涙が出た。キャラメルは、やっぱり、水戸黄門だ。（笑）

　ゲスト出演の黒川智花が、一緒に行ったＦ師匠の教え子だそうで（演劇部ではなかったらしい。）、終演後、加藤さんに声かけたら、会える事になって、「サイン貰った」とか、メチャメチャテンション上がって戻ってきた。（私は面識ないので、外で待ってた。）

　家に帰ってプロフィール見たら、「未来講師めぐる」にでていたらしい。そうか、それで見覚えがあったのか。演技も達者でこれから伸びていくんじゃないかな。

　最終回は、ひどかった。原作を読んでないので原作通りかも知れないが、何だ、あの殺した理由は？「金？」
　一挙に醒めた。しかも、殺してまで欲しい金なのに、あそこで、「これを貸してくれ」という必要はない。「じゃあ、これで話を付けてくる」とウソついて金持って行けばすむはず。まったく、コロス展開にするために、いったようなもの。それまで、すごく面白く敵対していただけに本当にガッカリした。

　犯人が三浦友和なのは、うちの弟が早くから気づいていた。しかも理由付きで。
いわく「現場に最初に着いてるし、傘でゴルフスイングしてたし、この事件終わったら、引退するって言ってるから、間違いないでしょ。」脱帽。

　まあ、でも、宮藤官九郎の脚本は面白かったし、二宮和也の演技はよかったし、戸田恵梨香は可愛かったし、要潤面白かったし、何より、三浦友和が初めて（私史上）まともな役貰って、まともに演技してたし、収穫の多いドラマだった。

　昨日、楽日に観に行きました。染五郎、大竹しのぶ、阿部サダヲのアンサンブルが見たくて、久々にヤフーでチケットを落としました。

　いやあ、面白かったです。つい最近観に行った、幕末純情伝と構成や過激さで似たところが多いのですが、ブツブツと感情が途切れてしまう幕末に比べて、途中に入る歌や踊りがとても良く計算されて配置されていて、気持ちよく楽しむ事が出来ました。

　最後は自然にスタンディングオベーションしていました。エレンディラに続いて２回目です。

　昨日、新橋演舞場に、石原さとみ主演の「幕末純情伝」を観に行って来た。前もどこかに書いたが、つか作品と出会ったのは、９０年の富田靖子主演の「飛龍伝'90」。無条件で面白かったし、舞台に引き込まれた。

　その後、確か、一度「熱海殺人事件」を観たと思うが、その頃は、まだ、演劇部顧問になる前で、職場の仲間に誘われて観に行ったので、良く覚えていない。

　その後、２００１年に、飛龍伝の魅力が忘れられずに、内田有紀主演のものを観に行ったが、正直、ガッカリした。というか、理解できなかった。つかこうへいは、当分いいやと思って７年。そろそろ、試してみようと思って、でかけた。

　構造は、０１の時と同じだった。内田有紀と同じく、下手だけど、とにかく精一杯やってますと全身で訴えている石原さとみ。やたら大きく耳障りな音響、芝居に入り込もうとすると、それを遮るようにはいる突然の歌と踊り。辟易して休憩を迎えたら、近くの席の中年男性が嬉しそうに言った。

　「いやあ〜、初めて見たけど面白いねえー！」

　ちょっと嫉妬した(笑い)。後半はわかるのをあきらめて、場面場面を楽しもうと思ったが、やはり途中でねた。終わり近くなって、音が醒めたら、何だか旧に面白くなっていた。そして、現代社会を風刺・・・と言うには直截すぎるメッセージが台詞で飛び交う。多分、他の舞台なら花時ラムほどだが、ずっと、一部から続く派手な演出に麻痺した頭には、妙に心地よく説得力がある。図らずも途中で落涙していた。途中から、石原さとみの発表会を見に来た保護者のような気持ちになっていた。

　不思議な体験だった。帰りにロビーで、今回の公演用の脚本が売っていたので、迷わず買った。もう一度、ちゃんと読んでから観に行ったら、違うだろうか。

　ご存じの方もいるかも知れませんが、私は、現在４つのサイトを管理しています。このサイト以外は、みんな、演劇、文化関係の団体の公式サイトです。すべて、XOOPSで管理しているので、何とかなっていますが、今日は部屋の片づけをするはずが、現実逃避して、４つのサイトを更新しました。

　記事の更新もあれば、サイトの構成直したり、モジュールという、コンテンツの表示に使う部品のようなもののアップデートをしたりして、昼過ぎから始めて、気がついたらこの時間です。

　これから、「ゴンゾウ」と「正義の味方」を見るので、片づけは明日だな・・・それには、明日は絶対パソコンの電源を入れないようにしないと・・・ああ、でも、大事なメールが来るはずだから、メールチェックだけしないと・・・これって、依存症かなあ・・・

最優秀賞・・・青森中央高校「河童」
優秀賞・・・新島学園高校「りょうせいの話」
　　　　　　三刀屋高校「暮れないマーチ」
　　　　　　岡谷南高校「オイディプス」
創作脚本賞・・・新島学園高校「りょうせいの話」
舞台美術賞・・・新島学園高校「りょうせいの話」

　河童の最優秀と暮れないマーチ、りょうせいの話は予想していたが、オイディプスは、これが悪いというわけではなく、他にも紙一重が沢山あったと思う。毎年思うが、せめて、国立で放送しなかった分だけでも、DVD等購入できると嬉しい。一般の撮影も禁止されていて、多くの素晴らしい舞台が永久に見られないのがとても残念。

高校演劇全国大会を見終わって、講習会は遅くなるので諦め、午後１時前に桐生を出た。四時前に、新百合ヶ丘に着いたので、久しぶりに映画を見ることにした。生舞台続きで映像が見たい気分だった。
携帯で検索すると時間がちょうど良いのは、スカイ・クロラとポニョ。どう考えても、ポニョは子供がたくさんいる。中身は知らないが、クロラに決定。調べたら、押井守のアニメらしい。ますます決定(笑)。
劇場に入ると、隣の中学生が、ずっと携帯でメールをしている。宣伝の間は我慢していたが、本編が始まってもいじってるので、つい、「お前、電源切れよ。」と、生活指導用の声で言ってしまった(^o^;

さて、映画ですが、平和な時代に戦争の悲惨さを忘れないために戦わされるクローン？人間の話。見ごたえがあった。ちなみに、エンディングのクレジットが流れ出しても、誰も席を立たないので、アニメファンはえらいと思ったら、続きの映像があった。でも、ないほうが、ラストとしていいかもしれない。