ネット上での上演許可の手順について
最近、インターネットでの脚本の公開が増え、メールで手軽に上演許可が取れるようになりました。しかし、それに伴って、トラブルやマナー違反も目立つようになってきたので、メールを介しての上演許可についてまとめてみました。あくまで私の主観ですが、ほとんどの場合に当てはまると思いますので、参考にして下さい。
有料、無料にかかわらず、上演許可は必ず取って下さい。以下はその手順です。
1.上演許可メールを送る
* 上演を希望される皆さんは、希望して数日のうちに許可が下りるとは限りません。最悪、許可が下りない場合は脚本を変更しなければなりません。公演直前ではなく、基本的に上演を決めた段階か、公演まで充分日数がある(最低1ヶ月以上前)時点で、許可申請をして下さい。
標準的なメールによる許可願いの様式は次の通りです。大会の規定で書面で上演許可証が必要な場合は、「全国高等学校演劇協議会」のサイトの「上演許可は取りましたか」等を参照して下さい。
◆上演許可願い・基本様式
【件名】□□の上演について
(携帯メールからの上演依頼で、時々、件名に「無題」がありますが、絶対に止めましょう。)
○○さん、こんにちは。
私は、(自己紹介)といいます。
(サイト名)で、○○さんの脚本を読ませていただいて、是非
上演をしたいと思っています。
以下の要領で、上演を希望します。
●作品名 『□□』
●作者名 ○○
●上演団体名
●連絡担当者 (中学校の場合は、必ず顧問の先生にして下さい。)
●連絡先 (メールアドレス、電話番号等)
●上演日程
●上演回数
●上演場所
●上演形態 (文化祭・地区大会・自主公演等)
●入場料 (無料・有料の区別、有料の場合値段も)
●その他 (潤色の希望、上演料が必要な場合は、受け渡しに関する確認等)
◆記入例
【タイトル】「SEVEN」の上演について
SHIGEさん、こんにちは。
私は、東京都町田市立堺中学校で演劇部の顧問をしている
重盛健一郎といいます。
はりこのトラの穴で、SHIGEさんの脚本を読ませていただいて
上演をしたいと思っています。脚本選びに苦労していたところ、
とても良い作品に出会えて、部員一同、喜んでいます。
以下の要領で、上演を希望します。
●作品名 『SEVEN』
●作者名 SHIGE
●上演団体名 東京都町田市立堺中学校
●連絡担当者 重盛健一郎
●連絡先 engeki@mbf.nifty.com (個人アドレス)
042-771-2348(堺中学校)
●上演日程 2002.7.27(土)
●上演回数 1回
●上演場所 町田市堺市民センター
●上演形態 自主公演
●入場料 無料
●その他 上演時間の都合で、テキストレジと、部員に合わせて多少の潤色を
させていただきたいと思いますので、合わせてお願いします。
* 作者にメールを送って1週間しても返信がない場合と、エラーになる場合は、再度、作者にメールを送信して下さい。そのさい、作者のメールアドレスと、ご自身連絡先の記載に間違いがないかどうか、十分確かめるとともに、サーバー等のメンテナンスや障害による一時的な不具合も考えられますので、エラーの場合は、2,3日経ってからも再送信してみて下さい。
* 正しい連絡先に、再度送信しても、エラーになる場合と、メールを再送信してから、 さらに1週間しても、連絡が取れない場合は、お手数ですが、その脚本が公開されているサイトに掲示板がある場合は、そこに書き込みをしてみるのがいいでしょう。ただし、団体名と代表者名、公開しても構わないメールアドレスや学校等の電話番号以外の個人の電話番号や住所等は絶対に記入しないようにしましょう。それでも、連絡が取れないときは、原則として上演を諦めなければなりません。その意味も含めて、連絡は早めにとって下さい。
2.上演許可メールを受け取ったら
* ここで終わりにしてしまう事が多いのですが、eメールにトラブルはつきものです。作者の方は、許可のメールが届いたかどうか心配しています。その確認の意味も込めて、必ず、許可のお礼のメールを送りましょう。内容は、簡単でいいと思います。
◆記入例
SHIGEさん、こんにちは。
> 「SEVEN」の上演を許可します。
上演許可ありがとうございました。
> よい公演になることをお祈りします。
部員一同、公演に向けて練習に励んでいます。良い舞台になるように
がんばります。お時間があれば、ぜひ、おいで下さい。
何かありましたら、また、ご相談させて下さい。それでは失礼します。
町田市立堺中学校演劇部顧問 重盛健一郎
> は、作者の方の返信からの引用です。
3.上演が終わったら
上演の報告をします。これは、私も最近までしていませんでした。というより、するものだと思っていませんでした。うっかり、忘れがちですし、面倒に思われるかも知れませんが、これがまた、新しい作品を生み出すエネルギーにもなります。作り手と演じての良い循環を作るためにも、是非、実行して下さい。
◆記入例
SHIGEさん、こんにちは。
お陰様で、昨日、公演が終了しました。
うちの学校はコメディが苦手で苦労しましたが、お陰様で
だいぶ力がついたように思います。会場の反応もまずまずで
感想文でも好評でした。
機会がありましたら、また、よろしくお願いします。
それでは、本当にありがとうございました。失礼します。
町田市立堺中学校演劇部顧問 重盛健一郎
2と3は、単なる例ですから、書き方に決まりはありません。また、、内容よりもメールを送ることに意味があると思いますし、作者の方に気持ちは伝わると思います。私の稚拙な例で不満な方もあるかも知れませんが、参考になれば幸いです。
最近、インターネットでの脚本の公開が増え、メールで手軽に上演許可が取れるようになりました。しかし、それに伴って、トラブルやマナー違反も目立つようになってきたので、メールを介しての上演許可についてまとめてみました。あくまで私の主観ですが、ほとんどの場合に当てはまると思いますので、参考にして下さい。
有料、無料にかかわらず、上演許可は必ず取って下さい。以下はその手順です。
1.上演許可メールを送る
* 上演を希望される皆さんは、希望して数日のうちに許可が下りるとは限りません。最悪、許可が下りない場合は脚本を変更しなければなりません。公演直前ではなく、基本的に上演を決めた段階か、公演まで充分日数がある(最低1ヶ月以上前)時点で、許可申請をして下さい。
標準的なメールによる許可願いの様式は次の通りです。大会の規定で書面で上演許可証が必要な場合は、「全国高等学校演劇協議会」のサイトの「上演許可は取りましたか」等を参照して下さい。
◆上演許可願い・基本様式
【件名】□□の上演について
(携帯メールからの上演依頼で、時々、件名に「無題」がありますが、絶対に止めましょう。)
○○さん、こんにちは。
私は、(自己紹介)といいます。
(サイト名)で、○○さんの脚本を読ませていただいて、是非
上演をしたいと思っています。
以下の要領で、上演を希望します。
●作品名 『□□』
●作者名 ○○
●上演団体名
●連絡担当者 (中学校の場合は、必ず顧問の先生にして下さい。)
●連絡先 (メールアドレス、電話番号等)
●上演日程
●上演回数
●上演場所
●上演形態 (文化祭・地区大会・自主公演等)
●入場料 (無料・有料の区別、有料の場合値段も)
●その他 (潤色の希望、上演料が必要な場合は、受け渡しに関する確認等)
◆記入例
【タイトル】「SEVEN」の上演について
SHIGEさん、こんにちは。
私は、東京都町田市立堺中学校で演劇部の顧問をしている
重盛健一郎といいます。
はりこのトラの穴で、SHIGEさんの脚本を読ませていただいて
上演をしたいと思っています。脚本選びに苦労していたところ、
とても良い作品に出会えて、部員一同、喜んでいます。
以下の要領で、上演を希望します。
●作品名 『SEVEN』
●作者名 SHIGE
●上演団体名 東京都町田市立堺中学校
●連絡担当者 重盛健一郎
●連絡先 engeki@mbf.nifty.com (個人アドレス)
042-771-2348(堺中学校)
●上演日程 2002.7.27(土)
●上演回数 1回
●上演場所 町田市堺市民センター
●上演形態 自主公演
●入場料 無料
●その他 上演時間の都合で、テキストレジと、部員に合わせて多少の潤色を
させていただきたいと思いますので、合わせてお願いします。
* 作者にメールを送って1週間しても返信がない場合と、エラーになる場合は、再度、作者にメールを送信して下さい。そのさい、作者のメールアドレスと、ご自身連絡先の記載に間違いがないかどうか、十分確かめるとともに、サーバー等のメンテナンスや障害による一時的な不具合も考えられますので、エラーの場合は、2,3日経ってからも再送信してみて下さい。
* 正しい連絡先に、再度送信しても、エラーになる場合と、メールを再送信してから、 さらに1週間しても、連絡が取れない場合は、お手数ですが、その脚本が公開されているサイトに掲示板がある場合は、そこに書き込みをしてみるのがいいでしょう。ただし、団体名と代表者名、公開しても構わないメールアドレスや学校等の電話番号以外の個人の電話番号や住所等は絶対に記入しないようにしましょう。それでも、連絡が取れないときは、原則として上演を諦めなければなりません。その意味も含めて、連絡は早めにとって下さい。
2.上演許可メールを受け取ったら
* ここで終わりにしてしまう事が多いのですが、eメールにトラブルはつきものです。作者の方は、許可のメールが届いたかどうか心配しています。その確認の意味も込めて、必ず、許可のお礼のメールを送りましょう。内容は、簡単でいいと思います。
◆記入例
SHIGEさん、こんにちは。
> 「SEVEN」の上演を許可します。
上演許可ありがとうございました。
> よい公演になることをお祈りします。
部員一同、公演に向けて練習に励んでいます。良い舞台になるように
がんばります。お時間があれば、ぜひ、おいで下さい。
何かありましたら、また、ご相談させて下さい。それでは失礼します。
町田市立堺中学校演劇部顧問 重盛健一郎
> は、作者の方の返信からの引用です。
3.上演が終わったら
上演の報告をします。これは、私も最近までしていませんでした。というより、するものだと思っていませんでした。うっかり、忘れがちですし、面倒に思われるかも知れませんが、これがまた、新しい作品を生み出すエネルギーにもなります。作り手と演じての良い循環を作るためにも、是非、実行して下さい。
◆記入例
SHIGEさん、こんにちは。
お陰様で、昨日、公演が終了しました。
うちの学校はコメディが苦手で苦労しましたが、お陰様で
だいぶ力がついたように思います。会場の反応もまずまずで
感想文でも好評でした。
機会がありましたら、また、よろしくお願いします。
それでは、本当にありがとうございました。失礼します。
町田市立堺中学校演劇部顧問 重盛健一郎
2と3は、単なる例ですから、書き方に決まりはありません。また、、内容よりもメールを送ることに意味があると思いますし、作者の方に気持ちは伝わると思います。私の稚拙な例で不満な方もあるかも知れませんが、参考になれば幸いです。
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