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管理人ブログ - 13日の金曜日Part2

13日の金曜日Part2

カテゴリ : 
演劇コラム
執筆 : 
shige 2007/7/15 22:00
 2回目の休み時間。部員に来週の予定を知らせる。

 「今日やらないと全員でられない。」
 「あの。」
 「なに?」

部員ではないが、音響を手伝ってくれているYがいった。

 「あたし、セリフ覚えてますけど。」
 「ほんとに?!」
 「だいたいは。」
 「よし、じゃあ、昼に第二音楽室に集合。取りあえず、やってみよう。」

 取りあえず、昼の公演は中止にして、公演場所(活動場所でもある)の2音で、通してみる。1,2ヶ所ちょっと、セリフが違うが、意味は同じだし、動作もちゃんとわかってる。ベタな言い方だが、門前の小僧とはこのことだ。毎回、見ているうちに覚えてしまったらしい。

 「よし、放課後は予定通りやろう。」
 「は〜い。」

部員にも笑顔が戻ってきた。

 そして放課後。もう一度、公演実施のアナウンスを入れる。準備が済んで、全員で輪になり、気持ちをひとつにする。

 「セリフを忘れても、どんな失敗をしても、とにかく最後まで諦めないで一生懸命やろう。そうすれば、お客さんには必ずみんなの気持ちが届くから。」

 堺中の頃から、ずっと言ってきた言葉だ。いよいよ客入れ。部員達は、何人客が来るか心配していたが、20脚用意した席はすぐに埋まり、もう一列後ろに慌てて出してもらった椅子も埋まり、50人以上の観客が入りきらずに、廊下に溢れる大盛況だった。

 嬉しい反面、プレッシャーもかかる。みんな、喜んでくれるだろうか。Yの代わりに、MDデッキの前に座りながら、成功を祈った。

 「いーい?問題は母さんが買ってきたケーキの数よ。」

 この数年間で百回以上は聞いたいつものセリフで、5分20秒の劇が始まる。心配していた客席からのヤジやおしゃべりは一切聞こえない。

 「いえ、あの微妙な二等辺三角形。先端部分になった人は・・・」

 開始早々、軽妙なセリフの所で、早くも笑いが起きる。今まで、ここで笑いが起きた事は一度もない。その後も、終わりまで、笑い声の連続。多分、今までの「家庭の事情」の中で一番ウケた。とっても温かい、そして上質の観客のお陰だ。ここは本当にいい学校だ。

 「先生、面白かったですよ。」

公演が終わってから、1年から3年までたくさんの生徒から声をかけてもらった。部員達もやりきった充実感で満面の笑顔だった。

 「でも、かえってプレッシャーだな。」

 今日は出番がなかったAがポツリと言った。彼女は、今日休んでいるUやIと一緒に、来週舞台に立つ予定だ。二度目はストーリーもわかっているし、今日ほど客も入るとは限らない。気持ちはよくわかる。でも、きっと大丈夫だよ。 ;)自信を持って! 
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