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管理人ブログ - 1都5県縦断観劇ツアー3&心の空7

1都5県縦断観劇ツアー3&心の空7

カテゴリ : 
演劇コラム
執筆 : 
shige 2005/10/4 23:10
 再び、11mの横風にビクビクしながら、アクアラインを渡る。ナビでは、到着予定時刻は、4時15分。当然、信用しない。しかし、予想した首都高の渋滞もそれほどではなく、どうやら、本当に4時過ぎに、会場のベルブ永山につきそうだ。まあ、他の舞台も見ればいいかと思ったが、フト、思い立って、自宅に戻る。

 所用を済ませて、自宅で着替え、ビデオを持って、再出発。会場には、5時半前に着いた。丁度いい。会場には、先日、O高校の練習でお会いした2人の方も来ていた。M先生は、この地区のまとめ役なので、上演準備以外にも色々仕事がある。忙しそうだ。

 アナウンスが入って、オープニングの歌と踊り。みんな活き活きしていて、惹きつけられる。最後の1週間で、グンとまとまりが出てきた感じだ。M(先生の)マジックがかかったようだ(笑)。会場のあちこちから、笑いが起き、シリアスな場面では、客が集中し、舞台と客席の一体感をひしひしと感じる。いい舞台だ。

 上演が終わって、部員達に、「すんごいよかったよ!」というと、嬉しそうだった。O高校がこの日のラストなので、折角だから講評を聞いてゆくことにする。最初に口を開いた審査員は、関東レベルで活躍された高校演劇関係者とのこと。

 「役者はほんとに上手いよ。」

 思いもかけない嬉しい一言で始まった。

 「この脚本・・・みんな、知ってるかなあ。昔、東京キッドブラザーズって、ほら、柴田恭兵とか・・・あの劇団の作品に構造がよく似てるね。」

酒井さんの顔が浮かんで、一人でニヤニヤしていた。私自身は、見たことがないのでわからないが、きっとそうなのだろう。

 そのあとは、3人の審査員の講評は、ちょっと、奥歯に物が挟まった感じで、あまり、ハッキリしたことを言わなかった。

 すると、質疑の時間に、店長役で、合唱部から応援に来てくれた、演劇始めて3ヶ月の子が手を挙げた。

 「すいません。O高校について、もっと、詳しく教えて下さい。」

素人というのは恐ろしい(笑)。私達が聞きたくて、聞けないことをズバッと代弁してくれた。

 サラバという感じで、3人が本音トークを始めてくれた。要約すると次のような感じ。

 「歌とダンスがイマイチ。普段からやっとかないと形にならない。オープニングは良かったが、他もちゃんと、振り付けして踊って欲しかった。」
 「何故、飛びたいのか、何故、飛べないのか、何故、飛ぼうと思ったのか、その心の動きがみえてこない。」

 最初の審査員が、最後に言った。

 「あそこまで、行ったんだから、感動させて欲しいよ。」

関係者として、心に染みた。思い当たることが沢山ある。ただ、部員達は、与えられた環境の中で、ベスト以上の舞台を見せてくれた。それは、Mさんや私や身内にしかわからないこと。でも、とにかく、自己ベストは更新した。O高校のみんなには、胸を張って欲しい。

 帰りがけに、部員達に声をかけた。

 「ちょっと、3年生だけ1階まで来てくれる。」
 「1階は駐車場ですよ。」
 「うん、わかってる。」
 「はーい。」

 何ですかとも言わずに、返事をしてくれる。いい子達だ(笑)。エレベーターで

 「ちょっと、待っててね。」
 「はーい。」

車から、自宅の近所の花屋で買った花束を取ってきて渡す。堺中の頃から、毎回なので、頼むと、安くて、豪華に見えて、中高生が喜ぶ花束をちゃんと作ってくれる。

 「うわあ!」
 「ありがとうございます!」

 中には、感激して泣き出す子もいた。やったね!d(^_-)

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コメント

投稿者 スレッド
ゲスト
投稿日時: 2005/10/5 8:10  更新日時: 2005/10/5 8:10
 Re:1都5県縦断観劇ツアー3&心の空7
酒井一成 wrote:
「心の空」作者です。

東京キッドブラザーズ…
ばれてますねえ。
「心の空」の基本的な構造は、
キッドの名作「哀しみのキッチン」とほぼ同じです。
当時はそれほど意識していなかったけど、
今読み返すと恥ずかしいくらい影響を受けていますね。

ダンスとか、ミュージカルふうの舞台ってのは難しいです。
かつてそういう劇を専門にやっていた頃、
本当にいつも言われていました。
一番ヒドイって思った一言は、
「上へ行くつもりなら路線を変えた方がいいよ」
上? 上へ行く?
表現って、そんなに間口が狭いものなのかなって思いましたね。
歌もダンスも少なくとも僕は大好きだし、
それでしか表現できないことがあることも知っています。
この高校さんも、「形にならない」ことをおそれず、
(もちろん形にすることを目指して、ですが…)
自分たちの表現を自分たちにやり方で追いかけてほしいです。

もっとも、僕がお節介を言うまでもなく、
すごく、そういう姿勢が感じられる公演だったようですね。
作者冥利に尽きます。
ありがとうございました。
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