管理人ブログ - 高校演劇全国大会雑感2
2,全国大会の運営について
ここ数年、大会を見に行って、非常に気になっていたのが、注意事項のアナウンスだ。会場をフリップを持った高校生が、2人セットで歩きながら、交代で「携帯電話の電源をお切り下さい!」と輪唱し続ける。休憩時間の30分間ひっきりなしである。数えたら、30分で、100回近かった。
あまりに多いので、2日目の昼休み後に、勇気を出して、受付の方に「会場担当の先生に渡して下さい。」といって、「お願い」のメモを書いて、預けた。その場で書いたので、正確に覚えていないが、大体以下のような内容である。
『休憩時間の度に繰り返される「携帯電話の電源をお切り下さい!」という注意をやめて頂けないでしょうか。3日間で1000回を超える回数聞かなければなりません。
もちろん、趣旨も気持ちもわかります。けれど、きちんと携帯の電源を会場に入る前に切ってくるほとんどの観客にとって、高圧的に(会場に響かせようと声を張り上げるのでそう聞こえてしまいます。)繰り返される注意は苦痛です。 同じ事は、客入れが終わった後で、「携帯電話電源確認タイム」を2分取れば済むと思います。
私も自分の学校が上演しているときに携帯が鳴るのはとても残念です。けれど、観客が、気持ちよくリラックスして幕開きを待つことも同じようにとても大切だと思います。どうか、よろしくご検討下さい。』
礼儀として、私の学校名と名前は書いておいた。どう受け止められるかビクビクしていたが、何と、次の休憩時間から、黙ってフリップを持って回るだけで、注意の声が全くなくなったのだ。(各上演前に一度、アナウンスはあるが、それは私も当然だと思う。)
役員でも何でもない、ただの一観客の声を受け止めて、すぐに対応して下さった運営担当の方に深く感謝します。(その場で、お礼のメモを同じように会場係の高校生に「会場担当の先生に渡して下さい。」と言って託しました。)
来年度以降も是非、よろしくお願いします。