管理人ブログ - 全中演研1日目
全中演研1日目(8月7日)
全中演研(全国中学校演劇指導者研究大会・中学校の演劇指導者の全国大会)の1日目は、関東近県3校の中学校の記念上演とその顧問を交えての協議会が行われた。さらに、今年からの試みとして、教員の協議会に並行して生徒交流会が実施された。簡単にレポートしたい。
【記念上演】
群馬県中学校代表 新島学園中学校 「修学旅行」
作:畑澤聖悟 指導 大嶋昭彦先生
5人のキャラがはっきりしていて、中学生に配慮した安定したわかりやすい演技だった。特にラストシーンの山手線ゲームで、国の名前が「カンボジア」から始まる紛争地域に変わるところで、間を取り、キャストの表情や声の調子を変えたため、客席から笑い声が起こることはなかった。
ただ、枕が大量に飛び交うシーンが省略されていたのは、脚本の意味から言っても残念だった。
神奈川県中学校代表 横浜市立西本郷中学校 「河童」
作:畑澤聖悟 指導 関原桃子先生
同じ畑澤作品でも、修学旅行に比べて、中学校ではあまり上演されていない難しい脚本に意欲的に取り組んでいた。どちらかというと青森中央よりコメディタッチを省いて、テーマに真っ直ぐ向き合っていたと思う。カッパのメイクも良くできていたし、上演後にいろいろなことを考えさせられる奥深い上演だった。
東京都中学校代表 板橋区立赤塚第一中学校「アニータ・ローベルの『じゃがいもかあさん』」
作:土田峰人 指導 村尾明美先生・茨裕美先生・名川伸子外部指導員
都大会で一度見ていたが、その時よりストーリーがわかりやすくなっていた。現在、過去、劇中劇の変化のきっかけがわかりやすくなったのだろうと思う。20名以上のキャストを動員しての見応えのある舞台だった。少し前に三重で、大船高校の同じ作品を見たが、当然とはいえ、全く趣が違う仕上がりで面白かった。
【協議会】
生徒交流会の中心に見学していたので、ところどころしか聞いていないが、作品について、普段の指導について、高校演劇と中学校演劇の関係について等、突っ込んだ意見が交わされていた。特に最後の「普段の指導で一番大切にしていることは?」という質問に対する3人の先生方の「必ず笑顔で終わる。」「意味のない練習をしない。」「演劇部メジャー化計画」という3様の答が、それぞれ興味深く、自分だったらと考えさせられた。
【生徒交流会】
とても良い試みだった。とにかく、参加した中学生がみんな温かい。初めに上演校の部員一人一人が一言ずつコメントしたが、それぞれが二十人前後いる。合計60人近い人数の一人一言にきちんと最後の一人まで話を聞いて拍手を送っている。その後の質疑や、最後の参加各校(上演校だけでなく、観劇した学校も含めて10校ほど参加していた)の基礎練習の紹介まで、ずっと和気あいあいとした雰囲気だった。是非、来年以降も続けて欲しい。

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