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管理人ブログ - オペラ座の怪人(映画)

オペラ座の怪人(映画)

カテゴリ : 
演劇コラム
執筆 : 
shige 2005/2/19 23:02
 色々あって、劇場に入ったときは、冒頭のオークションのシーンが始まっていた。頭を下げまくりながら自席へ。さっと時間がさかのぼり、描き出されるオペラ座の猥雑で活気に溢れたシーンに、どんどん引きこまれていった。四季を見たときによくわからなかったシーンも映画を観て、「ああ、そうか。」と納得することが出来た。こちらが後であることを考えても、数倍面白かった。

 キャストは、皆、本格的に歌えるものばかりで、ヒロインの声質は、ジュリーアンドリュースを彷彿とさせた。顔は、ハッキリとジュリア・ロバーツ系と言っていいだろう。 それにしても、今までも、外国の女優は大人っぽい(老けて見える?)と思っていたが、後半、妖艶とも言える演技を見せるヒロインが、撮影時、18歳くらいだったというのは本当に驚いた。

 映画でも、非常に歌が多かった。もちろん、原作がそうなのだろうが、ミュージカル版の作者が、監督と二人三脚で作っているので、どれも削れなかったのかも知れない。

 ただ、演劇部の生徒が、今までやってきた劇のセリフを好んで日常会話に取り込むように、この人達なら、普段から会話の代わりに歌うかも知れないと思わせる世界が描かれていたし、上品な笑いや緊張感、ロマンティックなシーン等、バランス良く取り混ぜてあって、うんざりする感じではなかったし、歌のシーンを純粋に楽しませてくれる仕上がりだった。もし、サントラが出たら是非、買いたい。それにしても、劇団四季の、マイクを通したキンキンする歌や音楽より、こちらの方が臨場感があったのは皮肉なことだ。

 上演時間の155分があっという間だった。四季との一番の違いは、ヒロインやファントムの感情の襞を堪能できたこと。特に後半は、すっかり、ファントムに感情移入している自分がいた。「がんばれ!おじさん!!(笑)」

 最後の嬉しい驚きは、エンドロールが終わるまで、誰一人席を立たなかったこと。私達は、いつも、エンドロールが終わるまで待っているが、結構、がさがさと席を立つ人がいるものだ。

 「何でだろう?」
 「きっと、オーシャンズ12なら立ってるよ。こっち選んだ客はそう言う人たちなんじゃないの?」
 「そうか、客層ね・・・・でも、そう言う客層の中に、遅れて入っていく俺たちって、どうよ。」
 「・・・最悪だな。」

もう一回、最初から、観てみたい。
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