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管理人ブログ - 戦国自衛隊

戦国自衛隊

カテゴリ : 
演劇コラム
執筆 : 
shige 2005/6/13 22:06
 今、ビストロに登場している江口洋介を見ながら、これを書いている。一つ屋根の下も、救命病棟24時も、白い巨塔も大好きだし、綾瀬はるかは可愛いし、鹿賀丈史は存在感があるし、鈴木京香も色気があって、とにかくみんなファンですけど・・・ごめんなさい。昨日、見にいった「戦国自衛隊1549」は・・・ひどかった。

 【ここからは、ほぼネタバレ】

 ストーリー全体のポイントとなる七兵衛と鹿島の対決シーン。アップで映し出された刀は、多分、竹光だった。少なくとも私には、本物には見えなかった。危機一髪で突入してきた装甲車は、絶対に運転できるはずのない戦国時代の少年が運転しているし、(彼が豊臣秀吉だろうということも登場した瞬間からわかるし)寸前まで、機関銃を構えて警備に当たっていた数名の武士は、鹿島達がもたもた装甲車から銃を取り出す間、一発も撃ってこない。

 D3という攻略不可能なシミュレーションを鹿島だけがクリアできた理由が、プログラムの書き換えだというのも、スタートレックか銀河英雄伝説だか忘れたが、どっちかからのパクリだし、しかも、それをオープニングから伏線にしていたのに、そのポイントである「ルールを変える」という鹿島の攻略姿勢は、わざわざ、「俺たちがルールを変える」と台詞まで言わせたのに、脚本家の自己満足だけで、ちっとも観客にその発想のすごさも、何が「ルールを変えた」戦法なのかも伝わってこない。

 クライマックスで百戦錬磨の的場が斎藤道三の見え透いたウソに騙されて、主力部隊を簡単に城から離れさせるわ、主人公達の人数不足を補う蜂須賀勢は、戦闘が終わりかけてから、大軍勢でやってきて、何の意味も持っていないわ・・・。

 戦国自衛隊にもともと何を求めるのかと言われれば確かにそうだ。しかし、荒唐無稽な話は、どこかに一つリアリティのある部分がなければ、陳腐なだけに終わってしまう。これがパロディ映画ならそれなりに良かったかも知れないが、自衛隊の全面協力を得て動き回る本物の装甲車やヘリやスケールの大きいCGの元で展開されるお粗末なストーリーとちゃちな立ち回りには呆れるしかなかった。ここ数年で、初めてパンフレットを買わないで帰った。
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