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管理人ブログ - 高校演劇全国大会3日目

高校演劇全国大会3日目

カテゴリ : 
演劇コラム
執筆 : 
shige 2009/8/5 18:34

 三重から帰ってから、忙しく更新が遅れました。ごめんなさい。

11.青森県立青森中央高校「ともことサマーキャンプ」

 「修学旅行」などと違って、笑えるシーンはほとんど無い。深刻ないじめと自殺という非常に重いテーマを真正面から描き、演技、演出とも完成度が高く、観客をぐいぐい引きつける。私の中では、最優秀候補だった。

 一人のキャストが、高校生と保護者を両方演じる。転換をどうするか楽しみにしていたが、高校制約がそのままの衣装で、スッと保護者に変わる。観客を信頼しなければ出来ない演出だが、「この親にして、この子有り」といった、親子の相似性をよく表している。

 結局、何一つ解決せず、自殺に追い込んだ生徒達も、反省しないまま終わるが、ラストの「での、私達生きて行かなくちゃいけないから。」という呟きに、それまで徹底的に悪役で描かれていたいじめた側の生徒も、この閉塞した時代の被害者であることを示唆して、一気に立場が変わり、この問題の根深さ、複雑さに深く考えさせられる。すごい作品だった。

12.群馬県立前橋高校「そばや」

 高校時代の仲間の回想シーンとその後のシーンを口語に描きながら、前向きに生きようとする若者の姿を描く。と言ってしまうと見もフタもないが、「ともことサマーキャンプ」と全く違う方向性の軽妙な台詞のやり取りで、会場は爆笑に包まれた。

 あんまり、そばやは関係ない気もするけど、見終わって元気になる楽しい作品だった。

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