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今日、3年前に卒業した代の生徒が家に来た。お陰で昨日は、一日がかりで掃除だった(笑)。今度、同窓会をしたいので、ビデオメッセージが欲しいという。
「なんで、先生達呼ばないの?」
「声かけしたんですけど、無理な先生が多くて、じゃあ、来られない先生にはビデオでメッセージ貰おうって事になって。」
「えーっ?俺、都合聞かれてないよお?!」
発起人は、中学の時の生徒会役員達。ちょうど、その時は私が生徒会担当だった。難題かぶりの女子会長だったのだが、彼女は高校で吹奏楽をやっていて、つい、最近まで、卒業した後も演奏会に出演したりしていたらしい。家には帰って寝るだけの生活の中で、なかなか、連絡が行き届かなかったようだ。
「それで、あのー、先生、ビデオカメラ持ってますか?」
「なんだ、それ?」
機材担当が、今日、ドタキャンで、他の子は操作もよくわからないという。大体、その子が、ビデオカメラ使えるようになったのは、中学校の時、演劇部の手伝いをしてくれていたからなのだから、おかしなものだ。
で、結局、私のDVカメラで、私が、三脚立てて、カメラチェックして、ビデオ撮影をした(笑)。、
「ほんとにどうもすみません。」
まあ、この日のために減量できたし、久しぶりにあえて、楽しかったのでよしとしよう。
同窓会は、6月後半とのこと。今日来るという連絡を受けてから、結局、3週間で4キロほど減らすことが出来た。4キロというと、普通の人ならものすごいダイエットだが、私の場合は、「分母」がすごいので、大したこともない
。
同窓会までは、1ヶ月ちょっとある。また、これを目標に後3〜4キロ減らしたいな。
「なんで、先生達呼ばないの?」
「声かけしたんですけど、無理な先生が多くて、じゃあ、来られない先生にはビデオでメッセージ貰おうって事になって。」
「えーっ?俺、都合聞かれてないよお?!」
発起人は、中学の時の生徒会役員達。ちょうど、その時は私が生徒会担当だった。難題かぶりの女子会長だったのだが、彼女は高校で吹奏楽をやっていて、つい、最近まで、卒業した後も演奏会に出演したりしていたらしい。家には帰って寝るだけの生活の中で、なかなか、連絡が行き届かなかったようだ。
「それで、あのー、先生、ビデオカメラ持ってますか?」
「なんだ、それ?」
機材担当が、今日、ドタキャンで、他の子は操作もよくわからないという。大体、その子が、ビデオカメラ使えるようになったのは、中学校の時、演劇部の手伝いをしてくれていたからなのだから、おかしなものだ。
で、結局、私のDVカメラで、私が、三脚立てて、カメラチェックして、ビデオ撮影をした(笑)。、
「ほんとにどうもすみません。」
まあ、この日のために減量できたし、久しぶりにあえて、楽しかったのでよしとしよう。
同窓会は、6月後半とのこと。今日来るという連絡を受けてから、結局、3週間で4キロほど減らすことが出来た。4キロというと、普通の人ならものすごいダイエットだが、私の場合は、「分母」がすごいので、大したこともない
。同窓会までは、1ヶ月ちょっとある。また、これを目標に後3〜4キロ減らしたいな。
最近、高校で演劇部とディベート部の顧問をしているイクトスさんという方とネットで知り合いになった。先日、彼のブログをのぞきに行ったら、「ギリシャ公演」という項目が目に付いた。
「高校生が、ギリシャで公演?すごいなー!」
ビックリしたが、関連のブログが34回分あるので、詳細を読むのは諦めた。
酒井一成さんのブログでは、プロの方とのジョイントが語られている。「ルームルーデンス」という劇団の演出で、彼の高校が「夜長姫と耳男」を上演するという。
また、別のブログでは、高校生向けの各種の演劇講習会の告知が沢山してあった。以前、高校生向けの講習会に中学生も参加できないかとお願いしたら、「高校生対象です。」と剣もほろろだった。いいな、高校生(笑)。
今日、その「夜長姫と耳男」の公演があった。色々、連休にしたいこともあったので、行こうかどうしようか迷い、午前中に、ネットで少し調べてみた。
ふむ、夜長姫は坂口安吾か・・・。(そんなことも知らない、根っからの理系自転車操業顧問です。:mrgreen:)次は、「ルームルーデンス」のホームページ。その中で「エデュケーションプログラム」という項目が目にとまった。
「2004年度 サロメ・ギリシャ公演」
点と点がつながった。こみ上げてくるものがあった。時計を見ると、12時半。まだ、14時の開演に間に合う。サイドバッグを掴んで、家を出た。
会場最寄りの赤羽橋には、13:55に到着。しかし、場所がわからない。ローソンの店員さんに教わって、息せき切って会場に飛び込んだが、もう少し始まっていた。丁度座った席の真上から、クーラーがガンガン吹き付けてクビが痛い。
いろいろ、集中できない要因が重なって、独特の世界観に入っていくのが難しかったが、照明や演出は普段の高校演劇では見かけない「空間作り」が感じられて参考になった。やはり、原作をちゃんと読んでから見たら、随分違ったろう。自分の不勉強さが悔しい。
明日も、午後2時から、横浜緑ヶ丘高校が同じ演目で上演する。19:00からは、プロの方々もやる。興味のある方は、是非、出かけて欲しい。
「高校生が、ギリシャで公演?すごいなー!」
ビックリしたが、関連のブログが34回分あるので、詳細を読むのは諦めた。
酒井一成さんのブログでは、プロの方とのジョイントが語られている。「ルームルーデンス」という劇団の演出で、彼の高校が「夜長姫と耳男」を上演するという。
また、別のブログでは、高校生向けの各種の演劇講習会の告知が沢山してあった。以前、高校生向けの講習会に中学生も参加できないかとお願いしたら、「高校生対象です。」と剣もほろろだった。いいな、高校生(笑)。
今日、その「夜長姫と耳男」の公演があった。色々、連休にしたいこともあったので、行こうかどうしようか迷い、午前中に、ネットで少し調べてみた。
ふむ、夜長姫は坂口安吾か・・・。(そんなことも知らない、根っからの理系自転車操業顧問です。:mrgreen:)次は、「ルームルーデンス」のホームページ。その中で「エデュケーションプログラム」という項目が目にとまった。
「2004年度 サロメ・ギリシャ公演」
点と点がつながった。こみ上げてくるものがあった。時計を見ると、12時半。まだ、14時の開演に間に合う。サイドバッグを掴んで、家を出た。
会場最寄りの赤羽橋には、13:55に到着。しかし、場所がわからない。ローソンの店員さんに教わって、息せき切って会場に飛び込んだが、もう少し始まっていた。丁度座った席の真上から、クーラーがガンガン吹き付けてクビが痛い。
いろいろ、集中できない要因が重なって、独特の世界観に入っていくのが難しかったが、照明や演出は普段の高校演劇では見かけない「空間作り」が感じられて参考になった。やはり、原作をちゃんと読んでから見たら、随分違ったろう。自分の不勉強さが悔しい。
明日も、午後2時から、横浜緑ヶ丘高校が同じ演目で上演する。19:00からは、プロの方々もやる。興味のある方は、是非、出かけて欲しい。
4月20日に「入部する」といった後、暫く音沙汰がなかったが、今週の月曜日(25日)に正式に入部届を持ってきた。
今週は色々忙しかった。先輩や仲間がいれば、「やっといて」ということもできるが、一人ではそうもいかない。早く活動したがる彼女にワケを説明して、今日から活動開始した。
「先生、どうすればいいですか?」
放課後、すでに体育気に着替えて、職員室にやってきた。
「うん、これからやろう。」
3階の特別教室のカギを開け、ストレッチからスタートする。
「あ、え、い、う、え、お、あ、おー」
発声練習のパターンを一つだけ追加した後、仮入部の時にやった、早口言葉をやってみる。
「新進少女歌手総出演新春シャンソンショー」
「・・・すごいね!できてよ。家で練習したの?」
「はい。」
嬉しそうに笑う。こっちもやる気になってきた。
「あっ、あと、リトミックも出来るようになったんですよ。」
「やってみて。」
「はい。」
桃太郎を歌いながら、右手3拍子、左手2拍子をスムーズにやってのける。練習がなかった1週間ほどの間に、家で随分練習したらしい。こういうところが中学生のたまらないところだ。
右2拍子、左3拍子も私が見本を見せると、暫くしてマスターした。
そこで、ちょっと早いかも知れないけど、レベルの高いことをやってみる。
「パントマイムって知ってる?」
「わかりません。」
「この前見たビデオで、ものがなくて、あるつもりでやってるとこがあったでしょ?」
「え〜っと・・・。」
「ほら、裏町のピーターパンのお金取り出すところ。」
「ああ、はい、ありました。」
「ああいう風に、演劇ではものがないのにあるつもりで演技することがあって、それをパントマイムっていうんだ。」
試しに、蛇口からコップで水を飲むのをやってみせる。余り、自信はないが、顔だけは自信たっぷりの笑顔で聞いてみる。
「コップ見えた?」
「はい!見えました!」
いい子だ(笑)。
「朝、歯磨く?」
「はい。」
「毎日磨く?」
「・・・はい。」
質問の意味を掴みかねて不思議そうに返事する。
「じゃあ、朝、歯磨くところパントマイムでやってみて。」
クビを傾げながら、スタートする。
「わー、でっかい歯磨き粉」
「あっ、今、鏡突き破った!手が血だらけだ〜。」
悪戦苦闘していたが、私がツッコミを入れるとケタケタ笑っていた。
「連休中に、朝、研究してみて。」
「で3も、月曜の朝はダメだよ。」遅刻しちゃうから。」
「は〜い(笑)。」
今日は、先生方の歓送迎会があるので、5時半に終了。いやあ、おもしろかった。
今週は色々忙しかった。先輩や仲間がいれば、「やっといて」ということもできるが、一人ではそうもいかない。早く活動したがる彼女にワケを説明して、今日から活動開始した。
「先生、どうすればいいですか?」
放課後、すでに体育気に着替えて、職員室にやってきた。
「うん、これからやろう。」
3階の特別教室のカギを開け、ストレッチからスタートする。
「あ、え、い、う、え、お、あ、おー」
発声練習のパターンを一つだけ追加した後、仮入部の時にやった、早口言葉をやってみる。
「新進少女歌手総出演新春シャンソンショー」
「・・・すごいね!できてよ。家で練習したの?」
「はい。」
嬉しそうに笑う。こっちもやる気になってきた。
「あっ、あと、リトミックも出来るようになったんですよ。」
「やってみて。」
「はい。」
桃太郎を歌いながら、右手3拍子、左手2拍子をスムーズにやってのける。練習がなかった1週間ほどの間に、家で随分練習したらしい。こういうところが中学生のたまらないところだ。
右2拍子、左3拍子も私が見本を見せると、暫くしてマスターした。
そこで、ちょっと早いかも知れないけど、レベルの高いことをやってみる。
「パントマイムって知ってる?」
「わかりません。」
「この前見たビデオで、ものがなくて、あるつもりでやってるとこがあったでしょ?」
「え〜っと・・・。」
「ほら、裏町のピーターパンのお金取り出すところ。」
「ああ、はい、ありました。」
「ああいう風に、演劇ではものがないのにあるつもりで演技することがあって、それをパントマイムっていうんだ。」
試しに、蛇口からコップで水を飲むのをやってみせる。余り、自信はないが、顔だけは自信たっぷりの笑顔で聞いてみる。
「コップ見えた?」
「はい!見えました!」
いい子だ(笑)。
「朝、歯磨く?」
「はい。」
「毎日磨く?」
「・・・はい。」
質問の意味を掴みかねて不思議そうに返事する。
「じゃあ、朝、歯磨くところパントマイムでやってみて。」
クビを傾げながら、スタートする。
「わー、でっかい歯磨き粉」
「あっ、今、鏡突き破った!手が血だらけだ〜。」
悪戦苦闘していたが、私がツッコミを入れるとケタケタ笑っていた。
「連休中に、朝、研究してみて。」
「で3も、月曜の朝はダメだよ。」遅刻しちゃうから。」
「は〜い(笑)。」
今日は、先生方の歓送迎会があるので、5時半に終了。いやあ、おもしろかった。
ここ数年の「菜っ葉の肥やし」はダイエット。あんまり本気じゃなかったけど、先日、中学校で3年間受け持った生徒が、高校を卒業したのを機会に我が家に来る。
懐かしくて、3年前のアルバムを見たら、明らかに今より細い自分がそこにいた・・・・・・。
「やだー!先生太ったあ〜!!」
なんて事を口に出して言うヤツは一人もいないのはわかってるが、きっと、心の中では思うだろう。
「先生、変わってませんねー!」
って、いってもらえるように、今日からシェイプアップ開始。期限は、ピッタリ2週間。う〜〜ん、どこまでいけるかな。
懐かしくて、3年前のアルバムを見たら、明らかに今より細い自分がそこにいた・・・・・・。
「やだー!先生太ったあ〜!!」
なんて事を口に出して言うヤツは一人もいないのはわかってるが、きっと、心の中では思うだろう。

「先生、変わってませんねー!」
って、いってもらえるように、今日からシェイプアップ開始。期限は、ピッタリ2週間。う〜〜ん、どこまでいけるかな。
朝、いつもより30分ほど早く学校に行って、ポスターを貼る。職員室に戻ると、他の先生方が、不思議そうに声をかける。
「重盛先生、今日はどうしたんですか?」
「ああ、ちょっと朝練で。」
「ええっ?!」
「冗談ですよ。」
「ほんとは合唱の練習してるんじゃないですかぁ?」
バスケット部の頃は、毎朝、7時過ぎに来ていたけれど、最近は、私が早く来るのは、体育祭と合唱祭の前だけだ。前回、合唱祭で2位だったので、来年の3月に向けて、今からやっててもおかしくないキャラだと思われている(笑)。
放課後、結局、来たのは一人だった。職員会議が終わるまで、堺中の上演ビデオを見ていて貰って、4時頃から、練習を始める。腹式呼吸の練習とストレッチ。何の変哲もない練習だけど、とても楽しそうにしている。私自身も1年ぶりの活動なので、何をしていても新鮮で面白い。
ストレッチを済ませてから、簡単な早口言葉。
「新進少女歌手総出演新春シャンソンショー」
「新進少女歌手しょうしつ・・・」
「しょうしつじゃなくて総出だよ。焼失じゃ、燃えちゃうじゃん。」
「あー、燃えちゃったあー。」
昨日、ビデオの中で、一年生が、この早口言葉に四苦八苦しているのを見ている。同じように間違えて、私に同じように突っ込まれたのが面白かったらしく、ニコニコ笑う。
最後に、右手で3拍子、左手で2拍子のリトミックをやって、もっとやりたそうだったが、5時半に終わった。
「面白かった?」
「はい、楽しかったので本入部します。」
「そうか、ありがとう。じゃあね。」
「さようならー。」
取りあえず、1名入部。ただ、流石に一人は難しい。せめて、後一人入ってくれますように。
「重盛先生、今日はどうしたんですか?」
「ああ、ちょっと朝練で。」
「ええっ?!」
「冗談ですよ。」
「ほんとは合唱の練習してるんじゃないですかぁ?」
バスケット部の頃は、毎朝、7時過ぎに来ていたけれど、最近は、私が早く来るのは、体育祭と合唱祭の前だけだ。前回、合唱祭で2位だったので、来年の3月に向けて、今からやっててもおかしくないキャラだと思われている(笑)。
放課後、結局、来たのは一人だった。職員会議が終わるまで、堺中の上演ビデオを見ていて貰って、4時頃から、練習を始める。腹式呼吸の練習とストレッチ。何の変哲もない練習だけど、とても楽しそうにしている。私自身も1年ぶりの活動なので、何をしていても新鮮で面白い。
ストレッチを済ませてから、簡単な早口言葉。
「新進少女歌手総出演新春シャンソンショー」
「新進少女歌手しょうしつ・・・」
「しょうしつじゃなくて総出だよ。焼失じゃ、燃えちゃうじゃん。」
「あー、燃えちゃったあー。」
昨日、ビデオの中で、一年生が、この早口言葉に四苦八苦しているのを見ている。同じように間違えて、私に同じように突っ込まれたのが面白かったらしく、ニコニコ笑う。
最後に、右手で3拍子、左手で2拍子のリトミックをやって、もっとやりたそうだったが、5時半に終わった。
「面白かった?」
「はい、楽しかったので本入部します。」
「そうか、ありがとう。じゃあね。」
「さようならー。」
取りあえず、1名入部。ただ、流石に一人は難しい。せめて、後一人入ってくれますように。
昨日に引き続き、ビデオ上映。今日は、お客さんが沢山来た。一年生女子4名、男子数名、三年女子数名。しかし、練習風景を編集したビデオに飽きたのか、4〜5分すると、次々と部屋を出て行った。最後まで残ったのは、1年女子2名。
昨日も来てくれた一人は、明日、仮入部したいという。もう一人にも誘っていたが、迷っている様子だった。
家に帰ってから反省して、やはり、ポスターを作ることにする。何だか、あれだけ一生懸命な一年生を見ると、一人でも多くの仲間と一緒に活動させてあげたくなったのだ。
只、手書きは苦手なので、このサイトの写真をフォトショップで絵画調に修正して、もとの顔がわからない状態でレイアウトして、言葉を添える。
なかなか、いい出来だ(完全な自己満足)。:mrgreen:もっと、早く作るんだったとちょっと後悔する自分が情けない。
昨日も来てくれた一人は、明日、仮入部したいという。もう一人にも誘っていたが、迷っている様子だった。
家に帰ってから反省して、やはり、ポスターを作ることにする。何だか、あれだけ一生懸命な一年生を見ると、一人でも多くの仲間と一緒に活動させてあげたくなったのだ。
只、手書きは苦手なので、このサイトの写真をフォトショップで絵画調に修正して、もとの顔がわからない状態でレイアウトして、言葉を添える。
なかなか、いい出来だ(完全な自己満足)。:mrgreen:もっと、早く作るんだったとちょっと後悔する自分が情けない。
昼休み、10分ほどにまとめたビデオを上映する放送をして、お客さんを待った。しかし、一人も見に来てくれなかった。
「やっぱり、印象薄かったかな・・・。」
結構、情けなく、レバタラを考えた。
「まっ、今年はダメか。」
諦めて職員室に戻る。放課後、委員会を終えて、廊下を歩いていると、一年生の女の子が一人、声をかけてきた。
「あの、昼休み、見損なったんですけど・・・。」
「見たいの?」
「はい。」
思わず、顔がほころぶ。
「良かったですね。」
近くにいた2年生が、そういって、笑顔で通り過ぎていった。急いでビデオを見せる。
「どう?」
「楽しそうでした。」
「他に見たい人いないかな。」
「今日、何人かいたけど、場所がわからなかったみたいです。」
「じゃあ、明日の昼休み、つれてきてくれる?」
「はい。」
ちょっと、希望の光が差してきたかな?
「やっぱり、印象薄かったかな・・・。」
結構、情けなく、レバタラを考えた。
「まっ、今年はダメか。」
諦めて職員室に戻る。放課後、委員会を終えて、廊下を歩いていると、一年生の女の子が一人、声をかけてきた。
「あの、昼休み、見損なったんですけど・・・。」
「見たいの?」
「はい。」
思わず、顔がほころぶ。
「良かったですね。」
近くにいた2年生が、そういって、笑顔で通り過ぎていった。急いでビデオを見せる。
「どう?」
「楽しそうでした。」
「他に見たい人いないかな。」
「今日、何人かいたけど、場所がわからなかったみたいです。」
「じゃあ、明日の昼休み、つれてきてくれる?」
「はい。」
ちょっと、希望の光が差してきたかな?
昨年に引き続き、公務分掌(学校内の役割分担)で部活担当になり、部活動紹介を体育館で運営した。体育館の後ろ半分に一年生を先頭に生徒全員が座り、前半分のフロアで各部がパフォーマンスをする。多分、どの学校でもやっているだろうが、由木中では、昨年、私が転勤してくるまでは、一年生全員とステージ上で説明する一部の代表だけだったようだ。
昨年は、演劇部を発足するために、リトミックに合わせて「桃太郎」を歌った。いわゆる「伊東家の食卓」でやっていたヤツだ。今年はどうするか色々考えた。一番、参考になったのは、酒井一成さんのサイトにあった紹介用のプロモーションビデオだ。これはいいと思ったが、一方で迷いがあった。
去年のように、入ってすぐ辞めるのでは意味がない。今年は人数よりも、長続きすることを優先したい。色々考えたが、結局、言葉での説明だけにした。当然印象は薄いので、入部希望者がいないかもしれない。でも、まあ、それはそれでしょうがない。もし、希望者がいたら、大切にしよう。でも、ちょっと前向きじゃないかな。まあ、今年もダメなら、来年は思いっきり、派手にやってみよう。
昨年は、演劇部を発足するために、リトミックに合わせて「桃太郎」を歌った。いわゆる「伊東家の食卓」でやっていたヤツだ。今年はどうするか色々考えた。一番、参考になったのは、酒井一成さんのサイトにあった紹介用のプロモーションビデオだ。これはいいと思ったが、一方で迷いがあった。
去年のように、入ってすぐ辞めるのでは意味がない。今年は人数よりも、長続きすることを優先したい。色々考えたが、結局、言葉での説明だけにした。当然印象は薄いので、入部希望者がいないかもしれない。でも、まあ、それはそれでしょうがない。もし、希望者がいたら、大切にしよう。でも、ちょっと前向きじゃないかな。まあ、今年もダメなら、来年は思いっきり、派手にやってみよう。
東久留米まで、久留米中の「スワローズは夜空に舞って」を見にいった。とても電車で行く気にはならないので、町田から車ででかける。乞田、関戸橋、やがて、武蔵小金井の駅前を通り過ぎ、小金井公園が見えてくる。私は、大学が近くだったので、この公園はよく利用した。あのころは、町田から小金井までバスと電車で2時間かけて通っていた。今は車で1時間。行動範囲は随分広がったが、この1時間と引き替えに失ったものも沢山あるような気がする。
何て、哲学的なことを考えているうちに、会場の東久留米市立中央公民館に到着。車を降りると、丁度、顧問のA先生がいた。正確に言うと、4月1日から、転勤で別の学校に行ったので、元顧問というべきか。いずれにせよ、最後の大イベントだ。
「ああ、どうも、わざわざありがとうございます。」
「沖縄に比べりゃ、大したことないですよ。」
会場に入っても、久留米中の部員が、私を見つけて挨拶してくれる。会場は、満員とはいかないが、八分ほど埋まっている。保護者や、久留米中と思しき中学生が多い。いわゆる、普通のお客さんだ。今までは、堺中の6回の公演も、久留米中の3回の公演もどれも、演劇部員で会場は埋まっていた。今日の反応はどうだろうか。そんなことを考えていると、ブザーが鳴って、前説の男子部員が登場した。
「今年は、外には花粉症という敵がいますが、会場の中にも小さな敵がいます。」
機械的な注意ではなく、会場の笑いを誘いながら、携帯電話の注意をする。会場の空気が和む。大したものだ。
2ベルが鳴って、劇が始まる。
「プッ・・・プッ・・・プッ・・・ピーーー・・・」
ビックリした。何と、いつものオープニングのBGMの前に、オシロスコープ(心心臓の波形を表示するドラマに良く出てくるヤツ)の音から始まった。もちろん、るみが死んだことの象徴だろうが、いってみれば、ネタバレとも言える。久留米中は、るみの死を悼む浩二の回想という形で劇を構成しているから、ありと言えばありだが、大胆な演出だ。
主役二人の相変わらず活きのいい演技にも増して、看護婦役の吹っ切れぶりは素晴らしかった。また、「きっと、お母さんが絡んでると思う」とか、今までの公演では、スルーだったところで、客席の保護者層から、大きな笑いが起きたのも面白かった。
リボンシトロンを飲むシーンで、見慣れた緑のビンがでてきた。そういうことか。実は、実際に無過失買っていた緑色のリボンシトロンのビンを全国大会の時に久留米中に貸したのだが、この間、堺中の生徒に聞いたら、まだ、返して貰ってないという。オーバーにいって、世界に2本しかない、そして堺中での思い出が染みついたビンなので、気になっていたが、こういう晴れの舞台で使って貰えるなら、大目に見よう(笑)。
エンディングは、今までと違って、スワローズのスライドがなかった。私は、A先生に、ずっとない方がいいと言っていたので、ちょっと嬉しかった。:mrgreen:
上演が終わって、 ロビーに出ると、初代のるみと浩二がいた。彼女らが地区大会、都大会と出演して、去年の関東大会、全国大会、そして今日の全国出場記念上演と、後輩に託したのだ。
「こんにちは。今日は、わざわざありがとうございます。」
「こんにちは。沖縄よりは近いからね。」
顧問と卒業生が、全く同じ事を言う。面白いので、私も、全く同じ返事を返した。
「どう、自分の役を他の人がやってるのは。」
「やりたかったですー!」
今、二人は高校の演劇部で活躍している。つい最近も、大きな公演があったらしい。
「何だ、教えてくれれば、見にいったのに。」
「じゃあ、これからホームページに書き込んでいいですか?」
「どんどん、書き込んで。」
「はーい。」
A先生は、あちこち引っ張りだこで、とても話しかける雰囲気ではないので諦めた。それにしても、何だか、この春休みは、いろんな人から沢山元気を貰った。もうすぐ、新学期が始まる。顔晴るぞ!p(^-^)q
何て、哲学的なことを考えているうちに、会場の東久留米市立中央公民館に到着。車を降りると、丁度、顧問のA先生がいた。正確に言うと、4月1日から、転勤で別の学校に行ったので、元顧問というべきか。いずれにせよ、最後の大イベントだ。
「ああ、どうも、わざわざありがとうございます。」
「沖縄に比べりゃ、大したことないですよ。」
会場に入っても、久留米中の部員が、私を見つけて挨拶してくれる。会場は、満員とはいかないが、八分ほど埋まっている。保護者や、久留米中と思しき中学生が多い。いわゆる、普通のお客さんだ。今までは、堺中の6回の公演も、久留米中の3回の公演もどれも、演劇部員で会場は埋まっていた。今日の反応はどうだろうか。そんなことを考えていると、ブザーが鳴って、前説の男子部員が登場した。
「今年は、外には花粉症という敵がいますが、会場の中にも小さな敵がいます。」
機械的な注意ではなく、会場の笑いを誘いながら、携帯電話の注意をする。会場の空気が和む。大したものだ。
2ベルが鳴って、劇が始まる。
「プッ・・・プッ・・・プッ・・・ピーーー・・・」
ビックリした。何と、いつものオープニングのBGMの前に、オシロスコープ(心心臓の波形を表示するドラマに良く出てくるヤツ)の音から始まった。もちろん、るみが死んだことの象徴だろうが、いってみれば、ネタバレとも言える。久留米中は、るみの死を悼む浩二の回想という形で劇を構成しているから、ありと言えばありだが、大胆な演出だ。
主役二人の相変わらず活きのいい演技にも増して、看護婦役の吹っ切れぶりは素晴らしかった。また、「きっと、お母さんが絡んでると思う」とか、今までの公演では、スルーだったところで、客席の保護者層から、大きな笑いが起きたのも面白かった。
リボンシトロンを飲むシーンで、見慣れた緑のビンがでてきた。そういうことか。実は、実際に無過失買っていた緑色のリボンシトロンのビンを全国大会の時に久留米中に貸したのだが、この間、堺中の生徒に聞いたら、まだ、返して貰ってないという。オーバーにいって、世界に2本しかない、そして堺中での思い出が染みついたビンなので、気になっていたが、こういう晴れの舞台で使って貰えるなら、大目に見よう(笑)。
エンディングは、今までと違って、スワローズのスライドがなかった。私は、A先生に、ずっとない方がいいと言っていたので、ちょっと嬉しかった。:mrgreen:
上演が終わって、 ロビーに出ると、初代のるみと浩二がいた。彼女らが地区大会、都大会と出演して、去年の関東大会、全国大会、そして今日の全国出場記念上演と、後輩に託したのだ。
「こんにちは。今日は、わざわざありがとうございます。」
「こんにちは。沖縄よりは近いからね。」
顧問と卒業生が、全く同じ事を言う。面白いので、私も、全く同じ返事を返した。
「どう、自分の役を他の人がやってるのは。」
「やりたかったですー!」
今、二人は高校の演劇部で活躍している。つい最近も、大きな公演があったらしい。
「何だ、教えてくれれば、見にいったのに。」
「じゃあ、これからホームページに書き込んでいいですか?」
「どんどん、書き込んで。」
「はーい。」
A先生は、あちこち引っ張りだこで、とても話しかける雰囲気ではないので諦めた。それにしても、何だか、この春休みは、いろんな人から沢山元気を貰った。もうすぐ、新学期が始まる。顔晴るぞ!p(^-^)q
「いま、交番前。」
「じゃあ、ずっといって・・・」
「ずっとってどっちに?」
「右の方に」
「右ってどっちに向かって右?」
「えーっと・・・」
「いいや、交番で聞く。」
「すいませーん。」
今日は、以前、コラムに書いた堺中の2年前のクラスのクラス会。予定時間を30分ほど過ぎて、場所がわからずウロウロしていると、同じく道に迷ったK先生とばったり会う。取りあえず、幹事の生徒に電話したが、さっぱり要領を得ない。取りあえず、交番で聞いて、教えられた通り歩いていく。
「せんせー!」
「おう、久しぶりぃ。」
「迎えに来ました。」
ついてみると、メチャクチャわかりやすい場所。いくらでも説明の仕方はあったろうが、まあ、仕方ない。会場にはいると、総勢、24人の生徒が、きれいに男女に分かれて座っている。
「もっと、混ざればいいのに。」
私が思ったことを、K先生が思わず口にする。それでも、32人中24人が集まっている。
「すごいね。」
「がんばって集めました。」
会半ばで、持参した堺中の卒業アルバムを取り出す。
「どうしたんですか?」
「今日のために、写真屋さんに頼んで譲って貰った。」
昨日、受け取ったばかりで、ちゃんと開くのは初めてだ。
「やだ、変な顔してるから見ないで下さい。」
「お前、痩せたナー。」
「そうっすか?」
昔話と進路の話に花が咲く。
「どこいくの?」
「○○高校です。」
「野球か?」
「はい、スポーツ推薦です。」
みんないい顔をしている。そして大人になった。あっという間に時間が過ぎる。
「はーい、そろそろ、帰りましょ。特に女の子は気を付けて帰るのよ。」
「何だか、学活みたい。」
K先生の指示に、誰かが呟いて、笑いが起こる。
「先生、楽しかったですか?」
「すっごく楽しかったよ。」
「良かった。また、3年後くらいにやりますから、来て下さいね。」
ありがとう。楽しみにしてるね。
「じゃあ、ずっといって・・・」
「ずっとってどっちに?」
「右の方に」
「右ってどっちに向かって右?」
「えーっと・・・」
「いいや、交番で聞く。」
「すいませーん。」
今日は、以前、コラムに書いた堺中の2年前のクラスのクラス会。予定時間を30分ほど過ぎて、場所がわからずウロウロしていると、同じく道に迷ったK先生とばったり会う。取りあえず、幹事の生徒に電話したが、さっぱり要領を得ない。取りあえず、交番で聞いて、教えられた通り歩いていく。
「せんせー!」
「おう、久しぶりぃ。」
「迎えに来ました。」
ついてみると、メチャクチャわかりやすい場所。いくらでも説明の仕方はあったろうが、まあ、仕方ない。会場にはいると、総勢、24人の生徒が、きれいに男女に分かれて座っている。
「もっと、混ざればいいのに。」
私が思ったことを、K先生が思わず口にする。それでも、32人中24人が集まっている。
「すごいね。」
「がんばって集めました。」
会半ばで、持参した堺中の卒業アルバムを取り出す。
「どうしたんですか?」
「今日のために、写真屋さんに頼んで譲って貰った。」
昨日、受け取ったばかりで、ちゃんと開くのは初めてだ。
「やだ、変な顔してるから見ないで下さい。」
「お前、痩せたナー。」
「そうっすか?」
昔話と進路の話に花が咲く。
「どこいくの?」
「○○高校です。」
「野球か?」
「はい、スポーツ推薦です。」
みんないい顔をしている。そして大人になった。あっという間に時間が過ぎる。
「はーい、そろそろ、帰りましょ。特に女の子は気を付けて帰るのよ。」
「何だか、学活みたい。」
K先生の指示に、誰かが呟いて、笑いが起こる。
「先生、楽しかったですか?」
「すっごく楽しかったよ。」
「良かった。また、3年後くらいにやりますから、来て下さいね。」
ありがとう。楽しみにしてるね。

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