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管理人ブログ - 最新エントリー

転勤しました

カテゴリ : 
日々雑感
執筆 : 
shige 2007/4/3 22:04
 4月1日付けで、八王子から転勤しました。新しい勤務地の詳細は、落ち着いたら・・・というか環境が整ったら、追ってお知らせします。八王子時代にお世話になった先生方、保護者の皆さん、生徒のみんな、どうもありがとうございました。  新しいところでは、何とか演劇部を再開したいと思ってます。
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今年のドラマ10本

カテゴリ : 
演劇コラム
執筆 : 
shige 2006/12/27 16:12
1位 役者魂
  とにかく松たか子と香川照之がいい。下北サンデーズでならなかった
  演劇ブームが来ますように。ちなみに、影響されてシェークスピアの
  本を2冊買った(笑)。

2位 結婚できない男
  阿部寛、夏川結衣の軽妙なやり取りが絶妙。てっきり、劇団で
  相当経験を積んだ人だと思った夏川さんがモデル上がりで2度ビックリ。

3位 のだめカンタービレ
  石原さとみや長澤まさみの蔭に隠れていたが、ずっと、
  注目していた上野樹里がやっと認められて嬉しい。

4位 アンフェア
  コメディもシリアスもどっちも浮かない篠原涼子と
  こっちではシリアスで、役者魂ではコメディタッチの
  香川照之がいい。でも、犯人はやっぱり瑛太だった(笑)。

5位 クロサギ
  のぶたの堀北真希が沢山喋っていて不思議だった。
  山下智久はひどかったけど、山崎努が良かった。

6位 Ns’あおい
  石原さとみ・・・可愛いです。(^^; 杉田かおるが
  ちゃんとした役者だと再認識。それと悪役の西村雅彦
  は大好きです。

7位 マイ★ボス マイ★ヒーロー
  韓流をバカにしていたけど、レンタルビデオで
  なんとなく、韓国版の「マイボス・マイヒーロー」と
  「イルマーレ」を借りて、少し見直した。
  そしたら、一方は連ドラ、もう一方はハリウッド映画
  担ってビックリ。長瀬智也も良かったが、市村正親が
  毎週テレビに写っているのが不思議だった。それと
  前のクールのギャルサーで注目していた新垣結衣が
  すごく自然な演技で良かった。あれっ?7位なのに
  こんなに書きたいことがある。(^^;)\(--;)

8位 トップキャスター
  離婚弁護士もそうだが、天海祐希の作品は脚本が
  とてもよくできている。いつも見終わると痛快だ。
  ただ、児玉清が「ニュースの女」と同じ設定、演技
  だったのが残念。

9位 たったひとつの恋
  とにかく綾瀬はるかが良かった。普段天然で演技にはいると
  ものすごい魅力を放つ。ちょっと篠原涼子に似てる。
  財津和夫が普通に役者として出ていて、しかも大して
  うまくないのは、何かのバーターだろうか。

10位 Dr.コトー診療所2006
  もういいやとか思いながら、つい見てしまう。ピュアな役が
  多い蒼井優が「高校教師」で上戸彩をイジメ倒していた
  ことを覚えている人はどれくらいいるだろう。


 こうしてみると、私のドラマを見る要素は、脚本の良さ、
キャストの幅広い演技力、女優のかわいさの3要素らしい。
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町田市連合演劇発表会

カテゴリ : 
演劇コラム
執筆 : 
shige 2006/11/14 19:11
 11月11日に町田の地区大会(連合演劇発表会)にいってきた。お目当ては、前回のコラムで書いた堺中の「SEVEN」と、もうひとつ、鶴川二中が上演する「ベンチ」の2本。

 ちょっと出発に手間取って、1本目の町田一中は見損なったが、色々な演出がさえた良い上演だったとのこと。残念なことをした。2本目が「SEVEN」。1週間前に練習を見た時より、あちこち工夫がされていて、元気いっぱいの舞台に、随分笑わせて貰ったし、しんみりしたシーンも、ちゃんと演技が出来ていた。終わってから、キャストに声をかけると、みんな真っ赤な顔で嬉しそうだった。

 会場に、スワローズで浩二をやった卒業生のMが来ていたので、一緒にファミレスで昼食。

 「久々にブログ書くから。Mのことも書くよ。」
 「マジですか?」
 「って言ってたってことも書くから。」
 「じゃあ、本名伏せてお願いします。」
 「昔通りイニシャルだよ。え〜っと、Mだったな。」

 彼女は、今、高校で演劇部の部長をしている。

 「色々大変なんですよ。空気悪いとボケなきゃいけないし・・・。」

相変わらず、彼女といると何だかホッとする。

 Mを近くの駅まで送ってから、午後の舞台を見る。町田も随分レベルが上がってきた。トリは、いよいよ鶴二の「ベンチ」。実は、これに注目していたのには、ワケがある。

 もちろん、顧問のF先生と懇意なこと、創作であること、鶴二の舞台が毎年完成度が高いこと等々、いろいろあるが、何と言ってもこの舞台の装置として使われるベンチが、堺中でスワローズを上演した時に使ったものだと言うこと。堺中で演劇部の部室にしていたプレハブが取り壊され、置き場所の無くなった幅180cmのベンチを鶴二が引き取って、しかも、それをテーマに脚本を1本書き起こしてくれたのだ。

 予想を超えて、脚本、演技、演出とも、傑出していて、「ベンチ」が町田の代表に選ばれた。皆さん、是非、都大会で見て下さいね。
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久しぶりの堺中

カテゴリ : 
演劇コラム
執筆 : 
shige 2006/11/5 21:11
 確か、9月頃、前任校の堺中のK先生から電話があった。何でも、「SEVEN」を地区大会で上演したいとのこと。「SEVEN」というのは、私が堺中にいた時に、卒業生が夏の自主公演用に提供してくれた作品。ただ、少し使いづらかったので、大幅に改作した。

 丁度、その年の秋、私がこのサイトを開設することになり、「SEVEN」を公開したいと言ったら、その時高校2年の原作者が「じゃあ、だいぶ変わってるので、著作権は先生でいいです。」ということで、譲り受けたもの。思いの他需要があって、毎年1〜2本は上演許可申請が来る。

 ただ、読む人が読むと、ストーリーも文体も二人分入り交じっていて、いつか書き直したいと思っていた。少し、構想を練り始めたところに、今回の話。ちょっと、不思議な感じがした。結局、ストーリーの破綻の修正に手間取って、出来上がったのが、10月22日の夜。11月11日の大会まで丁度3週間だった。

 そして、昨日、K先生が、練習に呼んでくれた。久しぶりに入った堺中の校舎。練習場所は、4階で、丁度、「スワローズ」でベランダのシーンを練習した当たりだった。懐かしかった。

 前顧問と言っても、私がいた時の部員は一人もいない。わずかに、部長ともう一人が知っていてくれるだけ。どんな反応かドキドキしながら、教室に入る。

 「こんにちはー!」

 大歓迎だった。昼食時間も、「一緒に食べましょー!」と笑顔で誘ってくれて、和になって食べる。体育館の改築で、以前の練習場所だったプレハブも取り壊され、昔の活動の名残はほとんど無くなってしまったけれど、底抜けに明るくて、素直で、人なつこい「堺中演劇部」は確かにそこに残っていた。至福の時間。正直、泣きそうだった。やっぱり、私の居場所はここだ。ああ、早く演劇部が持ちたい。

 少し、アドバイスをさせて貰ったが、3年生が中心のキャストは勘が良く、言ったことをどんどん吸収してゆく。中には、言ったことをメモしている子もいて、恐縮してしまった。来週の発表が楽しみだ。
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八王子地区大会

カテゴリ : 
演劇コラム
執筆 : 
shige 2006/11/5 20:11
 11月3日に、八王子市の芸能祭があった。町田でもご一緒したY先生の学校が「夏芙蓉」を上演する。何よりも楽しみだった。今年は、全部で7校の上演。生徒創作あり、顧問新作あり、また、特に「夏芙蓉」を上演した南大沢中と「女子寮残酷物語」を上演した松が谷の自然でしっかりした演技力は、どちらが都大会に出場しても、トップレベルになるであろう秀逸なものだった。

 ただ、残念ながら今年は、完成度の低いネット脚本が多く、演技力を生かし切れない学校も少なくなかった。もちろん、ネット作品のすべてが完成度が低いと言っているわけではない。ただ、何のフィルターも通さず流通するものの中には、中学生の心を捉えやすいコンセプト委であっても、舞台脚本としては破綻しているものや雰囲気だけのものも少なくない。

 かといって、「ネットはだめだ。」といっても流れは止められない。ネットの中に中学生の上演に適したものをどう確保するかが課題だと思う。その一つの試みとして、はりトラでは、評価制度をスタートさせたし、私は、東京都中劇研のサイトで、脚本公開する活動を始めた。

 各学校へのコメントは「演劇掲示板」
http://shige.tank.jp/modules/yybbs/viewbbs.php?bbs_id=1
に書きました。参加された皆さん、良ければコメントをお寄せ下さい。
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10月

カテゴリ : 
演劇コラム
執筆 : 
shige 2006/11/5 19:11
 10月1日 O高校のM先生からメールを貰って、多摩南地区大会を見にいった。O高校の舞台は、卒業生の創作で、これから高校で始まる奉仕の時間をモチーフにしたもの。とてもよくできた脚本だった。部員達にも去年の地区大会以来久しぶりにあったが、それぞれが成長しているのが感じられて嬉しかった。

 10月13日(?) 世田谷のパブリックシアターに二兎社の「書く女」を見にいった。永井愛の新作で、樋口一葉の生涯を描いた作品だ。主演は寺島のぶ。少し前、寺島しのぶが日本アカデミー賞をとったので、その後のテレビドラマ「大人の夏休み」を見たが、脚本のせいもあってか、今ひとつだった。それで、実は余り期待していなかったのだが、あっという間に引きこまれた。面白かった。劇中に、半井桃水(なからいとうすい)という作家が登場する。私は不勉強で全然知らなかったが、某国語科の顧問のR先生と「書く女」の話をしたら、こっちから言う前に「じゃあ、半井桃水とか出てきますよね」的なことをアッサリ言われて感動した。

 まあ、でも文系の人にハイゼンベルグの不確定性定理とか、ラプラスの悪魔とかいっても「???」だろうから、餅は餅屋と言うことか。でも、実は、半井桃水って、みんな知ってるのかな。心配。

 
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8月

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演劇コラム
執筆 : 
shige 2006/10/29 19:10
 ブログを書くのも、ほぼ2ヶ月ぶり。演劇部を離れてネタも減ったが、それでも、この間色々あった。覚え書き程度に記録しておきたい。

 8月7日〜9日 全中演研(全国中学校演劇教育研究会)の全国大会「第50回全国中学校演劇指導者研究大会」に参加した。毎年、一日目の午前中は、記念上演が2本上演されるが、ことしは、多分、初めて(少なくとも東京で開催されてから久しぶりに)神奈川の中学校が発表した。

 8月26日、27日 中文連(中学校文化連盟)の全国大会「第六回全国中学校総合文化祭」に参加した。これは、演劇だけでなく、吹奏楽やダンス、美術、書道等、中学校のさまざまな文化部が参加する大会。普段、演劇以外の舞台を見る機会が持てないが、素晴らしい表現と創作の数々に、感激した2日間だった。特にダンスのレベルの高さと、演劇では神奈川の桐光学園中学校の「修学旅行」が秀逸だった。

 ご存じの方も多いと思うが「修学旅行」は昨年高校の大会で全国一になった作品。NHKのBSでも放送されている。以前、「七人の部長」の時もそうだったが、直後の中括弧の大会でビデオコピーの様な作品が上演される例が多い。しかし、この舞台は、全くのオリジナルとして、主要キャラの性格付け等もオリジナルな良くできた上演だった。

 中体連や高文連と違って、中文連はまだ出来たばかりで基盤も十分とは言えないが、今年の大会は素晴らしかった。また、再来年以降、青森、栃木等でも開催され、このサイトでもブログを持っている札幌の竹生東さんが中心となって、北海道でも演劇の全道大会が行われ、来年度から全国大会に参加する方向だという。これから、ますます楽しみだ。
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高校演劇八幡道中記3

カテゴリ : 
演劇コラム
執筆 : 
shige 2006/8/5 19:08
 いよいよ最終日。上演が2本だけのせいか、今日はすんなり会場に入れた。誰とでもすぐ知り合いになる例の東京の知り合いの先生が、また誰かと話していた。聞けば、去年「修学旅行」に出演していた生徒の保護者だという。人見知りの私にもその力を分けて欲しいものだ。

 さて、3日間に渡って行われた全国大会もいよいよ後2本。1本目は、昨年の優勝校、青森県立青森中央高等学校(東北代表)の「生徒総会06」。「生徒総会」は今までにいろんな学校が上演するのを何度も見ている。それがどう変わり、どう演じられるのか、非常に楽しみにしていた。基本は変わらなかったが、途中でバスケ部が出てくるところは面白かった。それによって、社会風刺というか、今の政治批判も入ったような広がりが出ていた。ただ、どうしても昨年の修学旅行を基準としてみてしまうので、キャストの演技力に物足りなさを感じたし、ちょっと、脚本と演出が前に出すぎている感じもした。もちろん、芝居としてはとても面白かった。

 2本目は、愛知高等学校(中部日本代表)の「死 神」。う〜〜〜〜〜〜〜ん・・・・・・。落語の「死に神」を元にした話らしいが、昔、確かフランキー堺主演の同じテーマの映画を見たことを思い出した。何てタイトルだったろう。確か白黒だった。

 11本を見て、私なりの評価では、一番良かったのは「ひととせ」。あとは、「全校ワックス」、「三月記」、「木」、「君死にたもうことなかれ」、「生徒総会06」あたりのどこも一長一短な気がします。ただ、去年も4本とも、高校生の日常を描いたものが選ばれたので、選考基準が踏襲されるなら、「君死に〜」ははずれるかな。

 などと、書いてるうちに、birdoさんのブログに、結果が出ていた。正直、かなり意外です。まあ、「ひととせ」がNHKで見られるからいいか。ちょっと、一人芝居が流行りそうな予感・・・。
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高校演劇八幡道中記2

カテゴリ : 
演劇コラム
執筆 : 
shige 2006/8/4 19:08
 今日は、ハガキを持っている人が多く、1本目は、3階の大型スクリーンを一番前で見た。開始前、トイレに行って戻ると、横に東京の知り合いの先生が座っていて驚いた。

 さて、今日の1本目は、滝川第二高等学校(近畿代表)の「君死にたまふことなかれ」。昭和18年、大阪を舞台に漫才にかける姉弟を描く。脚本、舞台、メイクも、台詞のテンポも、すべてが松竹新喜劇に感じられる。もちろん、いけないわけではないし、演技もしっかりしていて面白かった。ラストは、舞台を止めようとする官憲に客席から、声がかかる。勿論、きっかけはサクラだが、明らかに、客席を巻き込んで劇が進行してゆく。ああ、会場にいて、私も拍手で劇に参加したかった。

 2本目は、福岡市立福岡高等学校(九州代表)の「木」。ここから、会場で見ることができた。昨日も書いたが、一人でも多くの観客を会場に入れるためにとても腐心してくださっていてありがたい。廃校寸前の僻地(?)の学校で、一緒に同じ高校へ行くはずだった仲良し4人組の進路が分かれてゆく時の心の機微を丁寧に描いていた。設定が中学生なのが面白かった。確かに、いくら僻地でも、大学が一緒になることはまずない。舞台としては面白かったが、気になったことが二つ。劇中で歌われる「記念樹」。テーマをすべて言い過ぎてるような気がするし、何より、小林亜星との裁判に敗訴した歌を使っていいんだろうか。もうひとつは、ラストのホリ幕に映し出された大きな木。きれいだったとは思うけれど、観客のイメージを狭めたような気もする。ここまでが午前。

 午後イチの3本目は、北海道釧路北陽高等学校(北海道代表)の「ラスティングミュージック」。コンセプトが、「木」とよく似ていて、後にやったことの不利と、またまた、入れ替えでスクリーンで見たので、その分割り引かなければならないが、まだ、仕上がっていないように感じた。舞台下手に、本物のグランドピアノを置いて、生で弾くシーンが何度かあったが、練習は大変だったろうと思う。

 4本目は、同志社高等学校(京都府代表)の「ひととせ」。今日、一番楽しみにしていた一人芝居だ。今まで、一人芝居が全国で上演されたことがあるかどうか知らないが、どこでも部員が減っている中で、勇気付けられる人も多いと思う。中身は、定番の部員不足の演劇部を描いたもの。正直、客席が演劇部関係者だらけのこういう大会では、反則といっていいほど共感してしまう。私も思わず目が潤んだ。演技はしっかりしていたし、小道具の使い方もうまかったが、同じキャストで1年間やっているらしく、特に最初のほうは、「練習のしすぎ」で、気持ちが動く前に次の台詞が出てきているように感じたところもあったが、中盤から落ち着いてきた。まあ、初めての全国大会にたった一人で舞台に立って、相手役にも助けてもらえないのだから、そこまで求めるのは、酷かもしれない。素晴らしい舞台だったといっていいと思う。

 ラストの5本目は、徳島県立城西高等学校(四国代表)の「あすべすと」。八王子東より何歩も踏み込んだノリで、環境問題をモチーフに構成された抽象的な舞台。大声でたたきつける割舌の悪い台詞と美しいとはいえない動き。エネルギッシュと受け取って評価する人もいるのだろうが、私には、客席を置き去りにしているように思えた。相模原大会だったか、日本国憲法を読み上げてゆく舞台があったが、あれを思い出した。もちろん、あくまで、浅学な私の好みの問題です。

 トップの「リンク集の新着RSS/ATOM記事」にも、載っているbirdoさんが、ほぼ、リアルタイムで、大会の感想をアップされています。多分、携帯からだと思いますが、当然、ずいぶん見方も違います。ぜひ、読み比べてみてください。・・・と書いて、よく読んだら、「あすべすと」は「日本国憲法(?)」と同じ顧問のさくひんらしい。そりゃ、思い出すわな・・・。



 
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高校演劇八幡道中記1

カテゴリ : 
演劇コラム
執筆 : 
shige 2006/8/3 22:08
 今、生まれて初めて、漫画喫茶というやつに来ています。っていうか、ホテルでインターネットカフェはと聞いたらここを紹介されました。なんだか、会員登録しなきゃいけないとかで、ちょっとやな感じですが、ホテルの端末では、いつまた入力したのが、飛んでしまうかわからないので、仕方ありません。

 さて、今日の報告。お蔭様で無事、入場できました。真ん中やや後ろの結構見やすい席も確保できました。ただし、完全入れ替え制の午後は、危ういところでした。運営の先生方が、館内と無線で相談しながら、ぎりぎりまで、入れようと努力してくださっていました。ありがとうございます。それでも、入場できない人は、別の小ホールというところで、スクリーンで見るそうです。ワールドカップみたいです。

 開会式は、まじめな感じでした。っていうか、大体まじめなんでしょうが、私が初めて生でみたのは相模原大会で、さすが神奈川(?)って感じで、すんごく軽いノリでやってたので、その印象が強いのかもしれません。ただ、諸注意は、寸劇っぽくやっていました。声が小さくて、何言ってるか、よくわからなかったのですが、会場の高校生はうけていました。

 1本目は、埼玉県立秩父農工科学高等学校(関東代表) の「サバス・2」。つぶれかけの演劇部にOBの幽霊が現れて、死のうとしていた演劇部員と幽霊の妹(生きていて高1)が協力して、成仏させようとするといった進行なのですが、ラストで、演劇部員は自殺をやめ、逆に幽霊の妹は実は、自殺クラブのようなものに入っていて、薬を飲むというシーンで終わります。私には、ラストの3分とそれ以前の57分の関係性というかストーリー展開の意味がよくわかりませんでした。舞台としては、話が見えるまでに15分くらい(?)かかってイライラするのと、最初のほうは、緊張からか、もともとそういうつくりなのか、早口でがんがんしゃべっていて、何を言ってるかよくわかりませんでしたが、話が見えてからは演技も落ち着いてきて途中の42分間は、笑いも随所にあって興味深く見ることができました。

 2本目は、山梨県立甲府昭和高等学校(関東代表)の「全校ワックス」。高校生5人が、廊下掃除をする1時間をリアルタイムで描いた作品です。よくできた脚本で、面白かったです。最後、一生懸命ワックスをかけた床に、みんなで、ベタベタ足跡をつけていくシーンは素晴らしく、それぞれの観客にさまざまな事を考えさせ、思い起こさせたことでしょう。見終わった後、近くの女子高校生が「あたし、わかる〜。」と呟いていたのが、印象的でした。

 3本目は、東京都立八王子東高等学校(関東代表)の 「学割だからいいのよ」。正直、これを見に来たといっても過言ではなく、ものすごく期待していましたが、正直、よくわかりませんでした。まあ、私にはせりふの感じや演技の質が、野田秀樹のように感じられたので、頭でわかろうとしてはいけないのかもしれません。終わってから、「季刊高校演劇」の京都大会特集号で脚本を確認したのですが、どの段階かはわかりませんが、掲載時とはだいぶ変わっているようでした。多分、4月に代替わりしてから、キャストも増やし、ラストも変えたのでしょう。それにしても、くじ引きの偶然とはいえ、関東はすべて1日目でした。

 今日最後の4本目は、島根県立三刀屋高等学校(中国代表)の「三月記〜サンゲツキ〜」。卒業式の生徒代表(田中)役の声がとても魅力的でした。ダメ教師と優等生が、卒業式の朝に自殺しようとする不登校の女生徒を思いとどまらせようとするところから始まって、散々笑わせて、最後は一気に、ダメ教師の自殺で会場をシンとさせます。そして、舞台背面の紅白幕が、葬式の白黒の幕に変わっていきます。卒業式と葬式の違いは、たったそれだけでしかない、人生の危うさ、脆さが、凝縮されていて秀逸でした。たった3人での芝居で、せりふがこなれていないところもありましたが、今日の中では、一番心に残りました。

 明日は、同志社の一人芝居が楽しみです。どうか、また、入れますように。
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